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市民力作の雪像もたくさん! 豪雪地ならではの雪の楽しみ方。「第40回 いいやま雪まつり」レポート

ほとんど雪が降らない静岡県浜松市に生まれ、2021年に東京から長野県飯山市に移住した、地域おこし協力隊の高梨です。移住定住推進課に所属し、移住定住関連の情報発信を担当しています。

2023年2月11・12日、市内全域で「いいやま雪まつり」が開催されました!

雪のない生活をしてきた私にとっては、今回の参加が初めて。何があるのか全く想像できない未知のお祭りです。
今回は「いいやま雪まつり」の様子を、雪国暮らし2年目の私の感想と併せてご紹介します!

「いいやま雪まつり」とは?

2023年で第40回を迎えた「いいやま雪まつり」。
豊富な雪を貴重な資源と捉え、地域の活性化を図ろうという地元住民の思いから生まれました。
「克雪から遊雪(ゆうせつ)へ」を原点とし、市民や訪れた人に雪で遊ぶ楽しさ、雪の美しさを体感してもらうことが目的です。

市民力作の雪像が立ち並ぶ

目玉は、市民が制作した大型雪像の展示。
その他にも、子どもたちが雪で遊べるエリアや、飯山にゆかりのあるアーティストのライブ、協賛飲食店による限定メニューの販売など、1日では遊びつくせないほど、見どころ盛りだくさん!

子どもたちで大にぎわい! 遊雪エリア

市街地にある飯山城址公園は、冬季は雪で遊具も埋まり、真っ白に。
スノースライダーや雪遊びなどができる「遊雪エリア」が設けられ、子どもたちの歓声が上がっていました。

親子連れの方にお話を聞いてみると、市外から来たという方も多くいらっしゃいました。
「雪で思いっきり遊べると聞いて、この格好をしてきた」というお母さんの視線の先には、スキーウェアをしっかりと身に着けてそり遊びをするお子さんの姿が。
私が子どものころ、雪で遊んだ記憶はほとんどありません。
幼いうちから雪に親しみ、思いっきり遊べるなんてうらやましいです!

学生ボランティアの方が用意したブースで、雪に色を付けて遊ぶ子どもたち

個性豊かなストリート雪像たち

街中を歩いていると、歩道では各地区の市民が制作した「ストリート雪像」に出会うことができました。
訪れた人を出迎えてくれているようです。

この写真にタイトルをつけるならば、「雪像は見ている」でしょうか

命を吹き込まれたら、日の光を浴びて溶けきるまで、任務を全うする雪像たち。
お祭りの間に何度も目を合わせていたら、段々と愛着が湧いてきてしまいました。

皆さんのお気に入りの雪像も、「いいやま雪まつり」に来ればきっと見つかるはず。

大迫力! 市民の思いのこもった、雪像コンテスト

雪まつりの目玉といえる「大型雪像コンテスト」。
この2日間のために、 地区ごとに市民が力を合わせて大型雪像の制作を行います。
今年は、商店街の部、一般の部に分けて、全13体の制作と審査が行われました。

審査員の一人を務めさせていただきました

雪まつりの開催前夜に行われた、雪像コンテストの審査会。
今回、縁あってコンテストの審査員の一人を務めさせていただきました。
美術が好きで、美大を卒業してからは人に教えることもしていた私ですが、雪像を審査することはもちろん初めて。

雪像コンテストの審査員と、受賞された皆さん(中央・朱色のジャケットが私)

雪という扱いの難しそうな自然資源を、手先で、時に全身も使って彫刻を施します。
美しい芸術品に仕立て上げるための繊細な技術を目の前に、大きさだけではない迫力に圧倒されました。

雪像コンテスト 最優秀賞の作品

商店街の部で最優秀賞に選ばれたのは、福寿町区が制作した「飛兔龍文」。
鱗の細かさにも目を惹かれますが、身体のうねりがリアルで、本当に生きているような迫力です!

続いて、一般の部で最優秀賞に選ばれたのは、「NASA(有志の会)」が制作した「祭快」。
奈良沢という集落で開催される例大祭の大天狗がモチーフです。雪であることを忘れてしまうほど、目力がありますね!

飯山の風景に溶け込む、雪像

北陸新幹線が停車するJR飯山駅前には、巨大なメカフィッシュの雪像が現れました。
制作したのは、新町区。
雪化粧した山々がまるで波に見え、本当に海を泳いでいるようです。

この作品は、海への憧れ(長野県は海なし県)と、メカフィッシュが海のゴミを食べることで綺麗な環境となり、新たな生命が生まれる、というサイクルが表現されているそうです。
ストーリー性のある、壮大な作品です!

「いいやま雪まつり」に参加して思ったこと

気付けば大人になってから、団体で協力して一つのものを作り上げるということも少なくなりました。
完成された雪像や、制作の様子を見て、飯山に暮らす人々は、地域の人とのつながりや思いを共有する時間を大切にしていると感じました。

雪像コンテスト開催間近の、制作中の様子

飯山市の雪まつりは、豪雪地ならではの雪を楽しむ工夫にあふれていました!
雪とともに生活があるからこそ、扱いが巧みで、訪れた人を楽しませる発想が豊かだと感じました。

飯山に移住して1年、また新たな楽しみを発見しました。次回の雪まつりも楽しみです!

動画で見る「いいやま雪まつり」

豪雪地ならでは! 市民の力作・大型雪像 「第40回 いいやま雪まつり」

雪見灯籠の灯りがゆれる「第40回 いいやま雪まつり」葵神社 ライトアップ

飯山城址公園内にある葵神社では、11日の夜間のみ、ライトアップが行われました。

昼間のお祭りのにぎやかさとは異なり、静かで幻想的な雰囲気が漂っています。 ちょっとディープな「いいやま雪まつり」の夜のお楽しみをどうぞ。

高梨葉月
1996年、静岡県浜松市生まれ。東京で大学生活と社会人生活の6年間を過ごし、2021年11月に長野県飯山市に移住。2022年1月に地域おこし協力隊に着任。移住定住推進課に所属し、情報発信を担当。同じく自然が好きで移住した夫と二人暮らし。

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Instagram「高梨葉月 飯山市地域おこし協力隊@iiyama_iitokoro」