[この記事は2018年1月17日に公開したものを再掲載しています]
雪国・飯山の冬の風物詩「かまくら」。1月のある日、信濃平の「かまくらの里」で「今日からかまくらを作るよ!」と聞いて行ってきました。
春から秋にかけて田んぼだった場所は、雪原に様変わりしていていました。そして、大きなかまくらの向こうに寄り集まって足踏みをしている男衆が…。
よく見ると、かまくら作成用のバルーンの周りに除雪機で吹き付けた雪を、みんなで踏みしめて固めながら、かまくらを作っている最中でした。
かまくらの形ができあがったら、入り口部分を掘ってバルーンの栓を開け、空気が抜けるのを待ちます。このバルーンは特注で「かまくらくん」という名前がついています。かわいいですね。
このサイズは2メートルの大きさですが、さらに大きい3メートルのバルーンを使うと、10人程度入れる巨大なかまくらが作れるそうです。
「かまくらを作るには湿った雪がいいんだよね。パウダーは固まりにくいからダメ」
「今日は屋根から降ろした雪を使ってます。汚れてない白い雪で作るとキレイにできる」などと語るのは「かまくら応援隊」のメンバーの方たち。
かまくらの里を盛り上げる「かまくら応援隊」
ここ「かまくらの里」では、かまくらの中で鍋が食べられることで大人気の「レストランかまくら村」が1月下旬から2月末までオープンします。
また、2018年2月10日(土)・11日(日)の週末には「かまくら祭り」が開催されます(2019年は2月9日(土)・10日(日)の開催です)。
冬の飯山を訪れる人たちによろんでもらおうと、地域に住んでいる60歳代以上の男衆が中心に集まり、1月になるとかまくら作りに励んでいるのが「かまくら応援隊」です。
メンバーは20数名いて、棟梁というニックネームのかまくら作りのエキスパートや、ショベルカーを華麗に操るメンバーなど、頼もしそうな面々がそろっています。飯山市にIターンしてきた移住者も参加しているそうです。
応援隊はレストランや祭りの運営でも大活躍。“レディース”と呼ばれる女性たちも参加して、かまくらの里を盛り上げています。
初日は3基のかまくらが完成しました!
この冬は、かまくら30基作成が目標とのこと。「雪を踏み固める作業はなかなか腰にくる」そうですが、応援隊のみなさんがんばってください!
「かまくらの里」の様子は広報担当の服部秀人さんのFacebookでチェックできますよ。
大きなかまくらで冬の飯山を体験してみませんか?
飯山に住んでみたいな~と思っているけれど、まだ雪国の冬は体験したことがないという方、この機会に冬の飯山を体験しに訪れてみてはいかがですか?
「かまくら祭り」は、2018年2月10日(土)・11日(日)に「いいやま雪まつり」と同時開催されます(2019年は2月9日(土)・10日(日)の開催です)。詳しくはそれぞれの祭りの公式サイトをご覧ください。
かまくらの里へのアクセスや、名物「のろし鍋」が食べられる「レストランかまくら村」の情報などはこちら。
かまくら作りの様子が動画でご覧いただけます!
飯山市の冬の人気スポット! 信濃平「かまくらの里」 かまくら職人の技