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雪国の遅い春。東京から長野県飯山市に移住した、地域おこし協力隊が桜スポットを紹介!

ほとんど雪が降らない静岡県浜松市に生まれ、2021年に東京から長野県飯山市へ移住した、地域おこし協力隊の高梨です。移住定住推進課に所属し、移住定住関連の情報発信を担当しています。

1年のうちの3分の1が雪に覆われている飯山市ですが、3月になると徐々に雪が解け、春の足音が近づいてきます。4月には菜の花開花のカウントダウンが始まり、雪国も春を迎えます。

雪がとけ、花が一斉に咲きだす春の景色は圧巻! 「菜の花公園」

今回は、飯山市内の桜スポットをご紹介します。
飯山の春といえば、菜の花が注目されがちですが、実は桜の名所がたくさんあるのです!
(記事の最後に”飯山の桜スポット”マップがあります)

菜の花よりも一足早く桜が開花 「菜の花公園」

飯山市といえば、大地一面が黄色で埋め尽くされた菜の花の風景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
「菜の花公園」では、例年4月下旬から菜の花が咲き始めますが、それより早く桜が開花します。

「菜の花公園」を訪れるなら、夕焼けをねらっていくのもおすすめです!
眼下を流れる雄大な千曲川とともに、桜の花びら一枚一枚が夕日に照らされ、幻想的な風景が見られます。

また、風景にさまざまな暖色のある春とは違い、冬の間の「菜の花公園」は一面雪で覆われています。
この冬の景色を知っているとなお、飯山市の四季の豊かさに心が動かされます。

冬の「菜の花公園」 2023年2月3日撮影

家族で桜を楽しめる「長峰スポーツ公園」

市民体育館やプール、冬はクロスカントリースキーを楽しめる「長峰スポーツ公園」は、桜の名所。
遊具や広場があり、週末は家族連れでにぎわいます。

遊具、桜と高社山

園内にある「針湖池」周辺には桜の木が植えられており、毎年4月中旬から5月上旬に見頃を迎えます。

桜のリフレクションが美しい「針湖池」。左に斑尾山が見える

静かな池の周りを、種類の異なる桜を眺めながらのんびりお散歩してみませんか。
新年度の忙しない気持ちが和らぐような、癒しスポットです!

2023年は桜まつりも開催!「飯山城址公園」

丸い藤棚と桜。地元の人にも愛されているスポット

飯山駅から車で約5分。
市街地にある「飯山城址公園」では、約400本のソメイヨシノが植えられており、毎年4月中旬から下旬が見頃です。

公園内からは、満開の桜とともに、市の中央部を流れる千曲川を望むことができます。

公園から眺める、飯山高校のグラウンド。奥に見える関田山脈には、残雪も。

桜の木と木がアーチのようになって、桜のトンネルを作っているよう。
毎年訪れたいと思う、お気に入りスポットです。

今年(2023年)は、飯山商工会議所が主催の「桜まつり」も開催。
夕暮れ時には、ぼんぼりに明りが灯され、日中と異なる雰囲気の夜桜も楽しめます。

市内最北の桜の名所!「西大滝ダム」

南北に細長い形をしている飯山市。
北に行くほど積雪が多い傾向にあり、市の最北部である岡山地区は、5月でも雪が残っているところも。

そんな岡山地区にある「西大滝ダム」では、ダム沿いに満開の桜を楽しむことができます!

ダム周辺に設けられた「さくら広場」。休憩できるテーブルや椅子、トイレもある。最寄りはJR西大滝駅

例年は5月のゴールデンウイーク頃まで桜を見ることができましたが、今年(2023年)は開花が早まり、4月中旬で既に葉桜になっています。

里山を背景に咲きほこる「皿川堤防の桜並木」

市内を車で走っていると、遠目でも桜並木のピンクが目に入ってくることがあります。

柳原地区 四ツ屋区にある桜並木

移住して初めての春、私が特に美しいと思った桜並木が、柳原地区の国道409号線沿いにあります。
皿川堤防にある桜並木、通称「四ツ屋の桜並木」。

田んぼや山々に囲まれ、人の生活の中で咲き誇っているということに感動させられるのでしょう。
春が過ぎても心に残る桜並木です。

市街地の桜スポット「25m道路」

飯山駅から北に約600mほど進んだところに位置する「25m道路」

私にとって、日常生活の中で最も近い桜スポットなのが、通称「25m道路」の桜です。
道路の両脇と中央に桜の木が並んでいます。

市街地の桜は、市内でも早くに見頃を迎えます。
通勤時に「25m道路」の桜が咲き始めているのに気がつくと、すっかり春だなぁと感じます。

のどかな風景が広がる「西峰さくら街道」

続いて紹介するのは、市の北部(岡山地区)に位置する公園内の「西峰さくら街道」。

「西峰さくら街道」をおすすめしたい理由の一つは、周辺に広がるのどかな風景とともに桜を楽しめることです。
市の北部にあることで、桜の開花が市街地に比べて遅いため、市街地の桜が散ってしまってからも見ることができます。

緩やかな傾斜の歩道があり、静かに桜を眺めて歩きたい方にピッタリのスポットです!

桜と菜の花が続く道 「国道117号線沿い」

最後にご紹介するのも、日常生活の中にある桜の風景。

地元産の農産物直売所やカフェのある「道の駅 花の駅千曲川」の近くの国道117号線沿いでは、桜並木と菜の花が続き、「フラワーロード」と呼ばれています。

桜の白やピンク、菜の花の黄色と、残雪の白、まさに飯山らしい春の色ですね。

「道の駅 花の駅千曲川」の駐車場から眺めた国道沿い

飯山の桜スポットをマップで!

いかがでしたか? 移住して2回目の春を迎えましたが、引き続き、暮らしの中で楽しめる風景の美しさをお伝えしていきたいと思います!

高梨葉月
1996年、静岡県浜松市生まれ。東京で大学生活と社会人生活の6年間を過ごし、2021年11月に長野県飯山市に移住。2022年1月に地域おこし協力隊に着任。移住定住推進課に所属し、情報発信を担当。同じく自然が好きで移住した夫と二人暮らし。

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Instagram「高梨葉月 飯山市地域おこし協力隊@iiyama_iitokoro」